みえ松阪マラソン（三重県・松阪市）／松坂城跡

三重県下で唯一となるフルマラソン「みえ松阪マラソン」。

かつて伊勢街道や和歌山街道を行きかう人々で賑わった城下町、偉業を成し遂げた偉大な人物たちも輩出した「豪商のまち松阪」を感じられるコースになっています。

前半10km手前付近ですぐ横を通るのが「松坂城跡」。
「日本100名城」にも認定され、国指定史跡に指定されました。

松阪城は1588年、豊臣秀吉によって南伊勢約12万石を拝領し移封された蒲生氏郷が3年の月日をかけて完成させた平山城。標高38mの丘陵、四五百森（よいほのもり）に築かれています。現存する建物はありませんが、当時の見事な石垣が残っており、往時の城の姿を感じられるはず。

コース後半の２つのトンネル（2022年大会では松阪の魅力を伝えるプロジェクションマッピングが大好評！）を抜けると、射和（いざわ）地区を代表する豪商の家、「国分邸」が。江戸時代には「大國屋」と称し、「亀甲大」印の醤油が江戸市中でも大評判に。現在でもいくつもの蔵を有し、江戸時代の豪商「大国屋」の面影を感じさせてくれます。

ほかにも、スタート会場のレンガ造りの美しい建物「松阪市文化財センターはにわ館」（旧カネボウ綿糸松阪工場の倉庫だった建物）など、歴史的な見所の多いコースです。

豪商、紀州藩士、国学者気分で見渡せる、松阪のまちの大パノラマ！

空き時間は、ぜひ松坂城跡の敷地内へ！　かつては全長2kmに及ぶ堀と豪壮な石垣に守られていた、伊賀上野城と並んで三重県を代表するお城です。

高台に築かれた「月見櫓跡」からは松阪のまちの大パノラマが楽しめます。紀州藩から、松坂城を警護するために派遣された人々が住んだ屋敷「御城番屋敷」（国指定重要文化財）もすぐ近くに見ることができ、当時の雰囲気をしのぶことができます。

※アクセス…近鉄松阪駅から1.2km