霞ヶ城クロスカントリー大会(福島県・二本松市)/霞ヶ城
このレースの舞台は霞ヶ城(かすみがじょう)公園。国指定史跡の正式名称「二本松城跡」、福島県二本松市にある「日本100名城」です。室町時代の山城と幕末までの御殿で構成される二本松城は中世の城館と近世の城郭が同一箇所で営まれたという東北では珍しい城で、さまざまな時代の石垣、築城技術を知ることができます。
その満開時のあふれんばかりの美しさから「霞がかかったように美しい」、ゆえに霞ヶ城と呼ばれるようになったほどの桜の名所でもあり、レースが開花時期と重なれば素晴らしい桜並木の風景に出会えるかもしれません。
城攻め感覚も味わえるコース!
なんといっても城郭内を走ることができる全国でも数少ないコース設定で、石垣を間近にしながら城址内を走り抜け、森林の遊歩道からは市街地を見下ろしながら走れるのが魅力です。
二本松は、幕末には戊辰戦争の激戦地となりました。 会津藩の白虎隊同様に、二本松藩の12~17歳の少年兵たちが勇敢に戦い、多くが命を落とした悲劇があったとされています。そんな彼らも駆けていたかもしれない城址公園は、現在は県立公園として、春は桜の名所、秋は菊人形で賑わい、今も二本松の人々の暮らしに息づいています。
スタートから箕輪門を経て城内へ駆けあがるシーンは、まさに城攻め感覚。コース中盤に望む安達太良山と「ほんとうの空」を味わってみましょう!
ついでに走ろう♪SPOT
大壇口古戦場(おおだんぐちこせんじょう)
戊辰戦争時の二本松少年隊奮戦の地。隊長はじめとする16名がここで戦死するなど、戊辰戦争でも有数の激戦の地だったと言われています。小高い丘のような場所で、大壇口街道を北上してきた板垣退助をはじめとする西軍がこの下から進軍してきたのかな……などとイメージできるかもしれません。当時西軍の隊長、野津道貫がこの戦いの悲惨さを詠んだ詠歌があります。
『うつ人も うたるる人もあわれなり ともにみくにの民とおもえば』
アクセス:JR二本松駅から徒歩20分
この大会のエントリー基本情報
- 開催日:2023年3月26日(日)
- エントリー開始日:2023年12月頃予定
- 主な種目:クロスカントリー(8.2km、5.3kmほか)
- 対象のお城:霞ヶ城
- 大会HP:https://kasumi-kurokan.jimdofree.com/
- 口コミ情報(大会レポ):https://runnet.jp/report/race.do?raceId=315593