「『運動』と聞くと、走ることや球技をイメージしてハードルが高いと感じる方がいます。産業医・保健師の立場から、通勤で歩く方は距離を伸ばすことや、階段の使用でも『運動』になるんですよと助言しています。」
【ヘルスデザイン株式会社】
・東京都 産業医・保健師による健康支援など 従業員数8名
・参加者数:ウォーキングの部8名
産業医や保健師による健康支援など様々な形で健康経営をサポートしているヘルスデザイン株式会社。
今回は共同代表である産業医の坂本宣明さん、大﨑陽平さん、保健師の堀切栞さん、社内の健康経営の企画を担う荒谷裕子さんにお話をお聞きしました。
■参加のきっかけ
-参加したきっかけをお聞かせください。
「もともと春と秋の2回、ランチを兼ねた2kmぐらいのお散歩のようなウォーキングイベントを行っていましたが、盛り上がりに欠けていました。そんなときに、健康経営に関して経産省が発信しているメルマガ(運営は日経リサーチ社)でさつきラン&ウォークを知り、参加しました。」(荒谷さん)
■参加したあとの社内の変化
-実際に参加してみて、従業員の運動習慣や社内の雰囲気に変化があればお聞かせください。
「社内のランキングや、『アプリ内のキャラクターはどうやったら変身するの?』などが話題になりました。
一人で参加するのではなく会社で参加している一体感を感じました!」(堀切さん)
「気軽に参加でき、始まってしまえばコミュニケーションも増え楽しくなりました!」(坂本さん)
「山手線一周バーチャルウォークは、誰が一番最初に達成するかで、すごく盛り上がりました!」(荒谷さん)
「このイベントはやってみると楽しいので、まずは気軽に参加してみることをおすすめします。」(大﨑さん)
■イベントを盛り上げるために行った取り組み
-イベントを盛り上げるために行った取り組みがあればお聞かせください。
「取引先に声をかけ、さつきラン&ウォークを活用したオリジナルイベント『ウェルネスウォーク』を企画・実施しました。『ウェルネスウォーク』では、企業ごとの1ヵ月の平均歩数での対抗戦や、併せてウォーキング中の写真を投稿いただく『ウォーキング写真コンクール』を行いました。運動のきっかけづくりになるよう気軽に参加いただくことを目的としたところ、今回は5社から80名が参加しました。参加した企業からもイベントが盛り上がったととても感謝されました!」(堀切さん)
▼イベント報告書はこちら
「目標の総歩数2百万歩を全員で達成したら、車内でおいしいものが提供されるレストランバスのツアーに参加することをご褒美として用意したところ、無事、目標を達成できました。コロナ禍が落ち着いたら、みんなでおいしいものを堪能してきます!」(大﨑さん)
■産業医、保健師の立場からのアドバイス
-産業医、保健師の立場からのアドバイスがあればお聞かせください。
「『運動』と聞くと、走ることや球技をイメージしてハードルが高くなってしまう方がいらっしゃいます。普段通勤で歩いている方は距離を伸ばすことや、階段を使うことでも十分運動になるんですよ、と助言しています。」(堀切さん)
「健康診断の結果が悪い方から順に面談していきますが、太っている方も多くいらっしゃいます。そういった方は膝を痛めてしまうため、まずは食事から改善を促しています。ただなかなか行動に移せない方も多いので、まずは身近なことから始め、スモールステップで目標をたてて少しずつ習慣化していくようアドバイスすることで、背中を押すようにしています。」(坂本さん)
▼「歩数を増やすヒント集」はこちら