「社員の平均年齢が60代と高く、体調不良で急な欠勤もあり、健康経営に力を入れました。今まで運動系のイベントはやっていなかったのですが、イベント参加が一番意識を変えられるチャンスだと思いました。」
【株式会社ビルメン】
・埼玉県 ビルメンテナンス業 従業員数約640名
・参加者数:ウォーキングの部35名(本社のみ)
ビルメンテナンス業の他、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の環境表面殺菌作業の実績もある株式会社ビルメン。
健康経営の企画を担う管理部人事総務課の渡邊美野子さんを中心にお話をお聞きしました。
■参加のきっかけ
-参加したきっかけをお聞かせください。
「平均年齢が60代と高齢の社員が多く、現場を担当する社員が体調不良で急な休みになることもあり、ビル清掃という事業の特性上、代替要員を確保しなければならず、今後の事業継続の観点から健康経営に力を入れるようになりました。具体的には健康習慣に関わるアンケートを年に一回実施し、セミナー形式でフィードバックを行っています。また禁煙や食、腰痛予防、睡眠などの健康情報を毎月1回社内イントラや現場社員には給与明細に同封して発信しています。その中で、さつきラン&ウォークは経理課長の勧めで参加しました。今まで運動系のイベントはやっていなかったのですが、イベント参加が一番意識を変えられるチャンスだと思いました。」
「健康経営の取り組みとして駐車場に設置している自販機には商品ごとにカロリーも記載しています。近隣住民もこの自販機を利用していますが、可視化すると、自然とカロリーの少ない飲み物を購入するようになります。」
■参加したあとの社内の変化
-実際に参加してみて、従業員の運動習慣や社内の雰囲気に変化があればお聞かせください。
「初めて“歩数”を意識するようになり、社内でも歩数が話題に出て、営業に出る社員に『歩数稼いできてね。』と声掛けを行うなど、社内のコミュニケーションが増えました。
そして、何よりも大きいのは個人で参加する場合には途中でやめてしまい、えてして長続きしないのに対し、チームで参加する場合にはチームとしての一体感を感じることができた点です。秋には、埼玉県内の企業向けに実施されたコバトンウォーキングチャレンジにも参加しました。」
■参加者を増やすために行った取り組み
-多くの従業員に参加いただくために行った取り組みがあればお聞かせください。
「今回、本社社員のほとんどが参加しました。それは管理部だけでなく、本社の営業や業務部など含めみんなで声掛けし巻き込んでいったことが要因です。」
「当初は週1でランキングを発信していましたが、最後の方は随時『今、全国ランキングで何位なので、頑張りましょう』と発信していました。発信する度に順位もあがっていきました。」